最近の東京は、外国人観光客で3分の1くらいは埋め尽くされているのではないかと思うほどです。
中国人や東南アジア、インド系の人は前からじわじわ増えてきていますが、欧米系も本当に珍しくなくなりました。
そして国際カップルを見かけることもほぼ普通になりました。
特に山手線で渋谷・恵比寿あたりを通るときは、1車両に1組はいるんじゃないかってくらい見かけます。(言い過ぎかしら)
かくいう私もいまフランスの男性とおつきあいしているのですが、いつもいつも

などとお互いの文化について考えない日はありません。
近年一番のカルチャーショックは、VIOの脱毛が欧米では”当たり前”だということでした…。
いや、私がそういうことに疎かっただけでしょうか。日本でも敏感な人は結構前からやられてますね。
以前仲良くしていたインド人の男性は、奥さんが定期的に脱毛していると話していました。
なんと男性一番人気のVIOヘアーは「つるつる」だそうです。
一方で女性の一番人気は「すこし残す(四角とか)」。
ちなみにベスト3をご紹介しますと、
男性人気 VIOヘアー ベスト3
- つるつる
- 丸く残す
- 四角く残す
女性人気 VIOヘアー ベスト3
- 四角く残す
- 丸く残す
- つるつる
と、ことごとく反対の結果が出ています。
実際のところ、つるつるって、勇気いりませんか?

私個人としては逆に、「つるつるだと引かれないかな?」と思っていたりしたのですが、男性陣はむしろそれが良いようです。(世代によっては、カルチャーショックを受ける男性もいるかもしれませんが)
話が逸れましたが、脱毛といえば「美意識」です。
私が国際恋愛をして強く感じたのは、
「文化が変われば美意識も価値観も変わる」ということです。
たとえば日本では太ってて誰にも見向きされないという女性が、
太ってる人が「美人」とされる国へ行ったらモテモテになっちゃったとかは有名な話。
あとはフランスで言うと「ホクロ」もチャームポイントのひとつだそうです。
フランス文化では「人といかに違うか」というのが魅力に直結するので、たとえばソバカスだって大事なアイデンティティ。
ニキビができちゃった日なんて、
と彼に心配してもらえる「いつもと違う自分」になるツールにもなってしまうのです。
なんとも前向き。そしてナチュラル。自己肯定感がすごいです!
私も今のフランス彼に「君は他のガールと違う(から好きになった)」と言われたことがあります。
自分の個性を大切にしてきた私にとって、これがとても嬉しかったのを覚えています。
「個性」ってたとえ抑えようとしても、その人の”ひととなり”に、雰囲気に、服装に、持ち物に、話すことや言葉使いに…自然に溢れ出てしまうものです。
そこを見て気に入ってくれたというのはとても嬉しいことだし、自分の「好き!」を相手も同じく「好き!」って感覚的に感じ取ってくれたら、相性は最強な気がするのです。
だからせっかくの個性を隠さないでいた方がいい。
「個性を出そう」としなくたって、どこかしらに必ずでてしまうものなのですから。
あとは、自分の「好き!」をとことん譲らない。そうするとそこにピンポイントで惹かれてくれるパートナーが現れたりします。そういう人は最初から絆強い感じがあります。
いま面白いフランス文化の本を読んでいるのですが、そこにもこう書いてあります。
「大量生産のワインになってはいけない」
あなただけの個性で好きになってもらえたら、それはあなたに替わる人はいませんが、
モテようとするあまり”自分を消して”しまったとしたら、それはあなたにではなくその「条件」や作られた表面的なものを好きになられたということです。
変な話、同じような条件で他にもっと良い女性がいたらそっちに乗り換えられちゃうこともあり得る。
アラサーの恋愛は、もうそういうのはいらないですよね。「この人だから」という「愛」が相応しいのです。
日本ではむしろ文化的に、まわりと同じ方が都合が良かったりすることが多いと感じます。
でもパートナー探しを考えるにあたっては、個性を隠さないでいた方がいいと思う。
替わりの効かない、心からお互いを求め合える・尊重し合える関係を作りたいなら…。
じっくり自分を大事に思って、同じように思ってくれる・扱ってくれるパートナーと出会いましょう。
実際にフランス人彼と付き合ってみて、私はそれまでに経験したことのない「愛」の形とか「自己肯定感」を味わうことができました。
アラサー・アラフォーの成熟した女性のみなさん、国際恋愛はおすすめです。
自分自身の視野も広がるし、女性を本当に慈しんでくれますよ。